移りゆく家族の食事

食卓

先日、長女が朝から
友達と遊びに行くと言ってたので

少し興味もあり
「なにして遊ぶの?」と聞くと

朝、友達と合流して
岩盤浴で身体を整え
ゆったりした後に

陶芸教室に行き何か器を作り
その後、カフェではなく
喫茶店巡りをして
最終的に映画を観て
帰ってくる予定だと言われた

なんだかすごい忙しいんだなと
単純に思ったが
喫茶店巡りなんかは
親の影響かしら?とも思い
少し笑ってしまった

僕と奥さんが
今の長女ぐらいの時は
どんな遊びをしていたかなと
ふと思ったけど

似たようなもの
だったのかなと思う

お金はないけど
時間はたっぷりあったので

気の合う友達と
よくどうでもいい話を繰り返し
でも、それが楽しかったような記憶がある

どんどんと
自分の生活環境に
携わる人間関係が
変わっていく様子を

親として見ていると
成長しているんだなっと思う

そんな中、奥さんは
毎日の献立が組みにくいと言っていた

長女はバイトがあったり
友達と自由に外食したり
行動が読めないし

次女は何で思い立ったのか
ダイエットを始めると言って
自己流の食事制限をしだしたらしく
まったく料理が減らないらしい

僕も週末は奥さんと外食したり
家で一緒に食事をするが

平日は朝は食べないし
昼はプロテインを飲んでいるので
夜しか奥さんの料理を
口にしない生活をしている

「献立を考えるのが本当に難しい!」と
奥さんが言っていたが
そうだろうなぁと僕も思う

家族の食事のバランスを考えて
なるべくカブらない食事を作り
栄養などを奥さんなりに考えて
献立を考えてくれていたので

子供二人が食べたり
食べなかったりすると

もう永遠に解けないパズルを
組み立てているような感じ

夕食ぐらいは
家族で食べたいなとは思うけど

こうやって子供と食事をする
時間や回数も減っていき
最終的には僕と奥さんだけが

まかなえる食事へと
変わっていくのだろう

淋しいなとも思うけど
そうやって子どもたちも
大人のサイクルに入っていき
自分で物事を食事一つとっても
選んでいくんだと思う

ただ、そんな中僕は
家族の中で小さくてもいいので
ルールを作っていっている

それは家族との時間を
「些細なこと」でもいいので
なるべく共有し一緒に過ごしたいから

この小さなルールが定着すれば
子どもたちにストレスもかけず
奥さんも楽しく
料理を作ったり出来るだろうから

家族の中に楽しい楔は
何個あっても僕はいいと思う

食卓

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