当たり前と思っていた大きな勘違い

勘違い

僕は結婚したての頃から
どうにかして
経済的自由を手にしたいと
勉強もせず思っていた

俗に言う「社長になりたい」という
目標に似ていたような

人生の遠回りに
淡い気持ちを抱いていた

その頃ビリヤードに
ハマっていたという事もあり

将来はビリヤード屋さんを
運営してみたいと思うようになり
仕事が終わってほぼ毎日
友人とビリヤード屋さんへ通っていた

とある日、奥さんが熱を出し
寝込んでいたんだけど

僕はいつものように
ビリヤード屋さんへ向かった

それは奥さんが心配じゃないのではなく
なんというか
行かないといけないような気がしていた

そして病気は
自分が治すことは出来ないので

一緒にいてもいなくても
変わらないとも正直思っていた

そんな日々がしばらく経ち
ビリヤード屋さんをするという夢は
一緒にやろうと言っていた友人の離脱で
ただの夢だったことに気がついた

とても楽しかったし
知り合いも増えたけど
なんだか妙な気の抜けた感覚に
なったのを覚えている

それは思っている事と
やっている行動に差異があったんだと思う

本当に経済的自由を手にして
奥さんと一緒に幸せになろうと
思っているのなら

一番近くで支えていてくれている
奥さんを踏み台にしてはダメだ

奥さんに寂しい思いを日々させて
自分だけやりたいことをやり

結果、何も経済的自由について
学ばずに着地した僕は
本当にどうしようもない人間だったと
今では本当に思う

家に帰れば
奥さんがいてくれる

お腹が空いたら
ご飯を作ってくれる

洗濯物を洗濯機に入れたら
きれいになる

そんなことはない

必ずそれを日々淡々と
こなしてくれている人がいる

実家なら親
結婚したら奥さんや家族

でも、それは
当たり前ではない

1円ももらってないのに
毎日悲しい事があっても
身体が苦しくても

家事をしてくれている奥さんに
改めて考え直したことが

僕の経済的自由を手に入れる
最初の初動だった

勘違い

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