今日は長女の
二十歳の誕生日である。
今年は（去年もだけど）
コロナの関係で成人式も延期や
中止などで本当に可愛そうな年だけど
すくすくと育った我が子を見ると
なんだか良かったなとただただ思う
20年前の今日は、まだ僕は
起業する前でお金を貯めるために
トラックの運転手をしていた
実際にはそんなに思うほど
貯金は出来なかったが
色々と自分なりに思うこともあり
トラックに乗っていた
業務は毎日帰ってくる
長距離ではなく中距離のドライバーで
昼を過ぎて14時ぐらいに
とある海岸線を走っていた
妙に寒いなと思っていたら
雪が降り出し早く帰らないと
高速道路が混み合うな…と
思い運転していると
電話が鳴った
「生まれましたよ、元気な女の子ですよ」
病院からの電話だった。
その瞬間は当然嬉しかったが
なんとも妙な気持ちで
顔がドンドン赤らいできたのを
今でも覚えている
電話を切り外を見ると
雪が強くなっており
急いで高速道路に乗り
そのままトラックで病院へ向かった
面会できるギリギリの時間内に
なんとか病院へ滑り込み
ガラス越しに我が子と初めて対面した
「この子が僕の子かぁ」
とても不思議で
今までの人生で
味わったことのない
高揚感と少しだけ胸が
締め付けられる思いをした
この話は奥さんとも
もう100回は話しているんだけど
今でも鮮明に覚えているし
何度でも話ができることが
本当に幸せで
この子が生まれてきてくれ
て良かったなという思いと
奥さんに本当に
感謝の気持ちでいっぱいになる
そして今朝
いつものように目覚ましで起き
奥さんを起こさないように
気をつけてコーヒーメーカーを
セットしようとしていると
奥さんが「テーブルに手紙があるよ」と
言うので見てみると
長女からの手紙が置いてあった
一読し、あぁ僕はちゃんと
やってこれたのかな…と
思わせてくれるような内容に
また味わったことのない
妙な気持ちと嬉しさと
顔が赤らいでくるのを感じた
本当に嬉しい
朝の始まりだった
