奥さんが呑みに行きたかった居酒屋

居酒屋

先日、ようやく奥さんが
行きたいと熱望していた

居酒屋さんに
昼飲みに出かける事ができた。

その居酒屋さんに僕は
数回行ったことがあるんだけど

奥さんは、まだ連れて行ってあげれてなく
土産話だけは、かなり前々から先行していて
今回やっと都合がつき二人で来れた

お魚が美味しい居酒屋さんなので
カキフライや魚串(ととくし)
刺盛りなどを頼み

その居酒屋さん名物である
普通の定食を昼呑み仕様に変える
アルコール定食というものを頼んだ。

ちなみにアルコール定食とは
例えばアジフライ定食だとしたら
ご飯と味噌汁がなくなり
アジフライと小鉢と頼んだ飲み物が
ついてくるといった
幸せな一品で追加料金もない

何を食べても
本当に美味しかったらしく
パクパクと美味しそうに
食べている奥さんにホッとした

で、時間を少し巻き戻すのだが
この居酒屋さんに奥さんが
どうしても行きたいと
言った理由はもう一つある

数年前の年末に
お世話になっている方と
忘年会をしようとなり

ここの居酒屋さんにより
また近くの居酒屋さん数件をハシゴし
完全に日本酒にやられた僕は
夜中、駅まで行ったのになぜか
フラフラと路地裏を徘徊していたらしい

その徘徊している僕を
たまたま居酒屋さんの店主が見つけてくれ
そのままピックアップして
家まで送ってもらったという逸話がある

正直、まったく記憶がないんだけど
話を聞いたり、朝起きて
携帯が無かったり
スニーカーの紐がちぎれていたりと

想像するに危なかったんだなと思った

で、奥さんはどうしても
僕を助けてくれた居酒屋さんの店主に
お礼が言いたいという
もう一つの理由があったのだ

やっと言えたという気持ちと
何を食べても美味しいという
マリアージュで

本当にご満悦になった奥さんを見ながら
特性バイスをジョッキで呑んでいると
珍しく「私もバイス!」と注文し

これまた奥さんの口に合った
味だったらしく更にご満悦

夫婦で一緒にお酒を絶対に
飲まないといけないとは思わないが

1日1日を重ねていく
最良のパートナーと
自分自身が楽しいだったり
美味しいと思えることが
共有できるって

本当にこの上ないぐらいの幸せとなる

自分が楽しいと思えることを
一緒に楽しめることは

最高で最強の
夫婦円満の秘訣かもしれない。

居酒屋

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