手を繋ぐということ

手をつなぐ

僕の奥さんは
付き合い出した頃から
腕を組むのではなく
手をつなぐ派だった

今でも二人で
食事に出たりする際は
よく手をつないで
トコトコと出歩いている

若かりし頃は
腕とか組んでみたいなぁと思い
奥さんに手を繋ぐんじゃなくて
腕組んでよと言ったこともあるが
まぁほぼ経験はない

そして僕が左手で
奥さんが右手という構図で

手を繋ぐことが
なぜか自然と決まっていた
今では右手でつなぐのは
変に違和感を感じるぐらい

そもそもなんで僕が左手で
奥さんが右手だったのかなと
考えたことがあるんだけど
答えはわりと簡単だった

付き合ってた頃から
奥さんを車道側に歩かせたくなかったから
ただ、これだけの理由だったと思う

元々、奥さんは
手を繋ぐなら
自分は左手がいいなんて

本当は思ってたかもしれないが
若い頃から僕が基本
左手でしか手を繋がなかったので
順応したんだろう

ここにきて改めて
「手を繋ぐ」ことについて
色々と考えてみると
なんか歴史を感じる

僕の奥さんは
手が小さく白い

そして僕の手は
ゴツゴツとした
割と大きめな手である

こんな対象的な手で
繋いでいると
どこかで

「守ってあげないと」
という気持ちが
ずっとあったし
今でも変わらずそう思っている

大人になって
子どもが出来てから
少し手を繋ぐことが
恥ずかしい感じになったりもしたけど
やっぱり何も変わらない

自分の大切で
守ってあげたい人の手は
これからもずっと

繋いでいきたいと思う

手をつなぐ

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