ラスト1個のお弁当

うちの奥さんって
今まで何回弁当を作ったんだう?という
話を昨夜、一緒に晩酌をしながら話をしてた。

と、言うのもウチの次女は現在高校3年生で
そろそろ卒業ということもあり
今日で次女に持たせるお弁当はラストとなる。

もっと言うと
僕は昔トラックの運転手をしていた時代があり
その時もずっと弁当を作ってもらっていた。

将来は独立して自分で会社をやっていきたいと思い
トラックの運転手という仕事を選び、お金が無かったので
古本屋さんで経済の仕組みの本を購入し信号待ちなどで勉強してた。

まわりは道中で飲食店に立ち寄り
色んなご当地料理を楽しんでいたが
1分でも早く帰って勉強したかったし
僕は、奥さんに運転しながらでも
食べれるおにぎりをお願いしていた。

奥さんは栄養が偏らない?と
心配してくれていたが
言ったら聞かない僕の性格を考慮してくれて

色んな具材にしてくれたり
ウインナーや卵焼きといった
片手でつまめるおかずを入れた
おにぎり弁当を毎日作ってくれていた。

そして、そうこうしている間に長女が生まれ
僕は独立し、お弁当から離乳食へと
奥さんの料理がシフトしていったが
時が過ぎ、長女が中学生になり
またお弁当作りが始まった。

そして最終コーナーである
次女のお弁当が今日で終わる。

僕が作ってきたわけではないが
なんか感慨深いなと思った。

そしてトラックに乗っていた頃に
作ってもらっていたおにぎり弁当に
僕は1度も飽きを感じなかった。

子どもたちも同様に
こんな具材を入れてほしい!とか
学食でお昼は食べるからお弁当なんかいやだ!などと
1度も言ったことはない。

本当に奥さんの作る弁当は
冷えてても最高に美味しい弁当だった。

そしてリビングで早朝からコトコトと音を出しながら
お弁当を作る奥さんの見納めをしっかり目に焼き付けて
「今までお疲れさん」とヒトコト言ってあげよう。

また暖かくなったら今度は一緒に弁当を作って
公園にピクニックでも行こうと思う。

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