ひどい夫の告白

昔、僕は酷い夫だった。

起業当時は無我夢中だったというのもあったんだけど
夜の会食は当たり前と思っていたし、週末の急遽の誘いにも
ほぼ対応していた。

僕が起業したと同時に長女が生まれたので
奥さんからしたら1番、僕の協力が必要だっただろうし
1番不安だったタイミングなのに、僕は家にいなかった。

それでも奥さんは快く僕を送り出してくれていたが
家に帰ると「どうだった?うまくいった?」と聞かれることが
僕にとっては苦痛だった。

夜な夜な会食に出たからと言って仕事が増えるわけでも
素晴らしい人脈が形成されるわけでもないので奥さんに聞かれても
「言ってもわからないでしょ」「誰か言っても知らないでしょ」と
全く共有してこなかった。

そうではないんだ。
どんな仕事内容の話をしてきたのか…や、どんな名前でどんな会社の
人と、どんな所に行ってきたのか…は、実際にはあまり関係なく
自身がどう思って、どんな人とどんな話をしてきたか?を
共有、相談、会話をしておくべきなんだ。

1人で夜、家で生まれたばかりの子どもと一緒に旦那が
外で何をしているかもわからない状態で、そりゃ気になると思う。
子育て1年生と起業1年生の間に絶対に必要なのは
共有と会話だったと今では本当に思う。

そんな僕は、そんな生活の結果人生を狂わしてしまうような
大失敗をしてしまい、奥さんに寂しい思いだけならず
家族が路頭に迷うような局面にまでいってしまった。

それでも奥さんは、大丈夫、パパなら大丈夫
二人で頑張っていこうと言ってくれた。
1個70円のコロッケと酎ハイを買って二人で近所の公園で
一緒に飲んだ時、本当に涙が止まらなかった。

面倒くさがらず、自分の行動におごらず
夫婦のネタとして日々あったことや悩みを
必ず奥さんと話したほうがいい。

そこで色々と嫌なことや、否定的なことを
言われるかもしれないが、それでもどんどん相談したほうがいい。

だって奥さんは自分の人生の中で
1番の応援者なんだから。

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